このページでは、変数の宣言・代入と、定数の一覧・使用方法に関して、説明しています。
変数の宣言
変数を使用するには、Dimによる宣言が必要です。
Dim に続き、変数名をカンマ区切りで並べます。
Dim a, b, c
以下の命名ルールに従って、宣言してください。
1)最初の1文字はアルファベットのみ。
2)2文字目以降は、アルファベットまたは数字も可能。
3)関数、定数、フィールド名、権限名と別個にすること。
多次元配列の宣言と使用方法(ver7.2以降)
多次元配列は、次のように宣言します。
Dim a[],b[],c[]
配列の数を明示する必要はありません。
下記のサンプルコードのように、使用します。
Dim a[],b[],c[],i,j,k,p
for i = 1 to 4
a[i] = i * 12 '1次元配列の使い方
for j = 0 to 2
b[i, j] = i * 12 + j * 100 '2次元配列の使い方
for k = 0 to 2
c[i, j, k] = i * 12 + j * 100 + k * 10000 '3次元配列の使い方
next k
next j
next i
変数への代入
代入の構文は下記の通りで、演算子は「=」のみとなります。
変数名 = data
変数に代入できるものは、下記のとおりです。
関数(戻り値のあるもの)、フィールド名、権限名、変数、定数
数値、日時、文字列 (「"」で囲みます。 &でつなげることができます。)
なお、ChgVariable 関数を利用すると、フィールド名、権限名、Dim変数を、下記のように文字列で指定することもできます。
'「s = 今回_3」という処理を行います。
Dim i,s
i = 3
s = ChgVariable("今回_" & i)
定数一覧
アクション・スクリプトには、下記の定数があります。
種別 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
ページ | #PAGENO# | 現在のページ番号 |
#PAGECNT# | 編集文書のページ数 | |
kintone | #KINTONE_RECNO# | kintoneのレコード番号 |
#KINTONE_URL# | kintoneのURL | |
ファイル | #FILE_DIR# | 編集ファイルのフォルダ |
#FILE_NAME# | 編集ファイルのファイル名 (拡張子なし) | |
#FILE_PATH# | 編集ファイルのファイルパス名 | |
#FILE_EXT# | 編集ファイルの拡張子 | |
特殊フォルダ | #PROGDIR# | 32ビット用のProgram Filesフォルダ |
#WINDIR# | Windowsフォルダ | |
#SYSDIR# | Windows\System32フォルダ | |
#MYDOCDIR# | マイドキュメントのフォルダ | |
#DESKTOP# | デスクトップのフォルダ | |
#USERS# | ユーザーフォルダ | |
#PENCONNECTDIR# | PenConnect使用フォルダ | |
日時 | #DATETIME# | 日付と時分秒 |
#DATETIMS# | 日付と時分 | |
#DATE# | 日付 | |
時間 | #TIME# | 時分秒 |
#TIMS# | 時分 | |
ユーザー定義 | #UA_TITLE# | XdwUserAttrで「ファイルのタイトル」 |
#UA_SUBJECT# | XdwUserAttrで「サブタイトル」 | |
#UA_AUTHOR# | XdwUserAttrで「作成者」 | |
#UA_KEYWORDS# | XdwUserAttrで「キーワード」 | |
#UA_COMMENTS# | XdwUserAttrで「コメント」 | |
文字コード | vbCrLf | アスキーコードの「CRLF」 |
vbCr | アスキーコードの「CR」 | |
vbLf | アスキーコードの「LF」 | |
vbTab | アスキーコードの「TAB」 |
定数の使用方法
下記のように使用します。
'現在のファイルと同じフォルダに、データファイルを保存します。
DataFileSave(#FILE_DIR# & #FILE_NAME# & ".txt")
Dim sDir
sDir = #MYDOCDIR# & "\Pck"
CreateFolder(sDir) 'マイドキュメントに独自フォルダを作成